愛媛県四国中央市の西部を流れる浦山川に、都市ガス大手・大阪ガスのグループ会社が小水力発電事業を計画しているとして、住民らでつくる「土居町の水と緑を生かす会」は24日、計画に反対する825人分の署名を市長あてに提出した。会は「説明会を一度も開かず、住民を無視した事業だ」と反発している。一方で、グループ会社は「実施も計画も決定していない」としている。
浦山川は、2級河川の関川水系で他の川と合流して瀬戸内海に注ぐ。住民によると、流域に488種類の植物と25種類の魚類、213種類の動物がいるという。
会は、同市土居町地区の住民らがメンバーで、約25年前に浦山川でダム計画が持ちあがった際に結成された。
会によると、今年1月、大阪ガス100%出資のグループ会社「Daigasエナジー」(本社・大阪市)が、浦山川で小水力発電事業を計画していると、人づてに地元で広まったという。
会社側の見解は
また、水路や農道の維持・管…